バレンタインデー
私たちにとって2月と言えば確定申告ですが、世間ではバレンタインデー(正確には、チョコ?)が大賑わいですね。
百貨店は、チョコレートの熱気がむんむんしています。
近頃はプレゼントするチョコレートではなく、自分用チョコが大人気のようですが、私もご多分にもれずしっかり自分チョコを買います。(そして、絶対にこれが一番高い。)
先日、少し時間が空いたので阪急のバレンタインを覗いてみると、平日の昼間とは思えない、人、人、人!!
しかも、チョコレートにもみなさん熱心でしたが、会場にはチョコレートのアイスクリームや、チョコドリンクなどのイートインもあり、長蛇の列で、みなさんのお目当てはこちらでは??と思ったほどです。(笑)
それにしても、バレンタインデーの威力はすさまじいものです。
百貨店のチョコイベントには、海外のイケメン(笑)ショコラティエがパフォーマンスをしたり、限定のチョコレートが並んだりします。
バレンタインデーのチョコ売り上げは、推定500億円以上とも言われ、製菓会にとってなくてはならないイベントでしょう。(特に、今年はいつもより少し高額なチョコレートが多かった気がします。)
もともとは製菓会社が始めたもので、本来のバレンタインと違うと言われているのは周知のとおりですが、「本来」なんて粉砕するパワーです。
この「ニーズ」をつくりだす「発想」、これが推定500億円と言われる売り上げをつくるわけです。
チョコレートは一年中あります。
もちろんバレンタイン用にアレンジはされますが、新しいスイーツではありません。
いつもにあるものに、新たな「価値」をつけ、社会現象として継続する。価値を生み出す力の重要性はいろいろな本にも書かれていますが、これほどのお手本はないなぁ。と思います。
ここまではなくても、価値を生み出す発想力を身につけたいと思いつつ、会場を後にしました。
石野 淳子
2015/02/09