なんでタコヤキ!?(丸本)
大学の後輩がインターネットでたこ焼きの通販をはじめました。
なんで、インターネットでたこ焼き屋やねん!たこ焼きなんかやったことないやろ!とツッコミをいれながらも、すこし整理して考えてみました。
彼はもともとインターネットでシャンプーを販売し、楽天市場で常時ランキングの上位に位置するネット通販には精通した男でした。そんな彼が始めたのだから何か考えがあると思い、私なりに整理してみました。
<インターネット通販の強み>
価格優位性
楽天で買い物をされたことがある方はご存知と思いますがネットでは簡単に最安値の店にたどりつくことができます。だから過大な広告宣伝よりも価格が一番の競争優位な要因といえます。
今回の「たこ焼き」は競争相手が皆無に近い状態なので強みにはならないけど脅威もいないと言えるでしょう。
地域性
インターネットに限らず通信販売の強みは地域性です。海産物に代表されるように、ご当地に行かなければ買うことができない品を自宅にいながら買うことができる(もちろん、これに対するデメリットもありますがそれは後ほど書きます)。
では、「たこ焼き」はどうか?経験談で恐縮ですが東京に住んでいたときに自宅で関東の友人にたこ焼きを振舞うと非常に喜ばれました。ショッピングセンターや屋台で食べることが出来ても自宅でたこ焼きを食べるのは大阪人だけのようです。
そういう点で、ネット通販というのは面白い試みと思います。
<インターネット通販の弱み>
試用できない
現物を見ることができないので、味、匂い、大きさ、形などを確認することができません。頼りになるのは利用経験者の感想(いわゆる口コミ)です。そこで、私の後輩はツイッターとfacebookを駆使し利用者の声を最大限反映させることに注力しています。
品質
最近はインターネット通販が普及して食材を購入する人も増えていますが、それは加熱調理する食材や生で食べれる海産物です。焼きたてが美味しいたこ焼きを冷凍したら品質(味や食感)は必ず低下します。後輩もここに一番苦労しているようで、様々な工夫を凝らしています。彼曰く「絶対に出来立てと同じ食感を作ってみせます!!」とのこと。
本人にこれを確認すると同じ考えのようでした。
品質改善の努力と、インターネットならではの口コミの拡散が当面の課題。彼ならこの壁を乗り越えて日本一のネットタコヤキヤになれるはず。
僕が作ったたこ焼きを食べる息子。↑とは関係ありません。
2011/05/17
- スタッフの雑談