この春★★★★★の映画 (喜多)
このゴールデンウイーク中に映画を2本見たのですが、その2本ともが五つ星な映画でした。
見たのは「八日目の蝉」と「阪急電車」。
どちらも前から原作本はちょっと気になっていて、本屋でたまに手にとるけど後回しになっていた本で、
それが奇しくも同時期に映画になったので、あえて原作本は読まないまま鑑賞しました。
まず、「八日目の蝉」は泣けます!
夫の愛人に生後4ヶ月の赤ちゃんを誘拐された母親、その赤ちゃんを4歳になるまで愛情いっぱいに
育てた誘拐犯、そしてその誘拐犯を本当の母親と慕って、なかなか本当の家族になじめず育った娘。
その三者がそれぞれに悲しいお話でした。
ラストのエンドロールで中島美嘉さんの歌が流れるとまたこみ上げてきて泣けました。
次に「阪急電車」は、サブタイトルにもあるように片道15分の阪急今津線沿線に住む人たちのそれぞれ
のストーリーをつなげたお話です。そのお互い見知らぬ人たちが電車で乗り合わせて少しだけ接触する
ことでクスクス笑えたり、ホロリと泣けるエピソードが生まれ、全体的にほのぼのとしてジーンとくるいい
映画でした。
また、阪急電車は京阪神に住む人なら誰でも知っていますし、あの小豆色の車体や、電車がホームに
入ってきたときのメロディとかになじみがあるので、より親近感を覚えます。
映画とかって、人に薦められたり人に薦めたりしても、人それぞれ感性が違うのでなかなか同じような
感動は得られなかったりするものですが、特に「阪急電車」については自信を持ってお薦めします!
まだ観ていない方はよかったら観てみてください。
ちなみに私が観た時は、どちらの映画もエンドロールが終わるまで席を立つ人はいませんでした。。。
2011/05/06
- スタッフの雑談