『LLPの設立手続き』
有限責任事業組合(LLP)制度が平成17年8月1日から施行されています。
(概要については下記を参照)
http://i-nex.co.jp/headline/2005/09/post-37.html
LLPの設立手続き
LLPの設立手続きの流れは下記のとおりとなります。
1.LLPの概要の決定
2.組合員による組合契約書の作成
3.出資金等の払い込み
4.登記の申請
5.登記の完了(設立)
6.事業のスタート
<LLPの概要の決定>
組合の名称(「有限責任事業組合」を必ず入れる)
・所在地・目的・営業年度・出資比率等を決めます。
<組合員による組合契約書の作成>
組合員全員の署名押印が必要となります。
〔契約書絶対的記載事項〕
・名称
・事業内容
・所在地
・組合員の氏名等および名称
・契約効力発生年月日
・存続期間
・組合員の出資目的とその価額
・事業年度
<出資金等の払い込み>
契約書作成後、金融機関へ出資金の全額を払い込みます。各組合員の出資額は、1円以上であればいくらでも可能です。組合最低構成人数は2名となるため、LLPの最低の出資金は2円となります。現金だけでなく、現物出資もできます。
<登記の申請>
事務所所在地を管轄する法務局に登記申請をします。
必要書類は下記のとおりです。
・組合契約書(原本)
・出資金払い込み証明書(銀行の残高証明)
・各組合員の印鑑証明
※登記料は、登録免許税:6万円です。
<登記の完了(設立)>
申請後、およそ1週間前後かかります。
<事業スタート>
事業が始まります。
2005/09/30
- 特殊法人