中小企業必読!! 〜資金繰り悪化の対応策〜
今回は、突然の資金繰りの悪化に対応すべき方法として
『役員からの借入れ』について紹介します。
(1)借入金のメリット
?増資に伴う登記の手数料である収入印紙代が発生しません。
?資本金が変わることがないため税金の金額や取扱いが大きく変わることがありません。
(2)借入金のデメリット
?自己資本比率が低下してしまいます。
※?について
借入利率については0%を推奨します。
0%を推奨する理由
?高い利率を設定すると役員給与と認定される可能性があります。
(原則、一般の金融機関の借入利率であれば問題ありません。)
?利率を0%とし、借入時及び返済時は銀行口座を通じて入金、支払を行えば、
契約書を作成しなくていいので収入印紙代を節約することができます。
?死亡した役員に多額の相続税が発生する可能性があります。
?債務免除益が計上されます(相続税回避のため借入金を放棄した場合)。
借入金の返済を放棄すると税務上、債務免除益が計上され課税所得が増加しますので
税務上の繰越欠損金や当事業年度の課税所得の金額を考慮した上で借入金を放棄する
必要があります。
『役員からの借入れ』について紹介します。
? 借入金の特徴
(1)借入金のメリット
?増資に伴う登記の手数料である収入印紙代が発生しません。
?資本金が変わることがないため税金の金額や取扱いが大きく変わることがありません。
(2)借入金のデメリット
?自己資本比率が低下してしまいます。
? 役員からの借入れをする際の決定すべき事項
?借入金額 ?借入日 ?返済方法 ?借入利率 ?利息の支払方法※?について
借入利率については0%を推奨します。
0%を推奨する理由
?高い利率を設定すると役員給与と認定される可能性があります。
(原則、一般の金融機関の借入利率であれば問題ありません。)
?利率を0%とし、借入時及び返済時は銀行口座を通じて入金、支払を行えば、
契約書を作成しなくていいので収入印紙代を節約することができます。
? 借入金の残高についての注意点
役員からの借入金があり、借り入れた役員が死亡すると・・・・・・・・?死亡した役員に多額の相続税が発生する可能性があります。
?債務免除益が計上されます(相続税回避のため借入金を放棄した場合)。
借入金の返済を放棄すると税務上、債務免除益が計上され課税所得が増加しますので
税務上の繰越欠損金や当事業年度の課税所得の金額を考慮した上で借入金を放棄する
必要があります。
2009/04/22
- 法人税