近代建築の夜明け
京都には、創業100年を超える会社が1000社以上あるそうです。京都府の事業所総数が平成16年度統計で37000社ぐらいですから、3%弱が創業100年を超えるわけです。
他府県のアベレージは知りませんが、企業の寿命が30年と言われることを鑑みても、相当数に上るのではないかと思います。
その中の1社に平成18年で、創業109年を迎える「熊倉工務店」という会社があります。
この会社がこの度「近代建築の夜明け」という本を出版されました。
私も、熊倉さんとは付き合いが長いのですが、その名前から連想されるように「和風建築」の老舗というイメージを持っていました。(勝手にそう思っていたのは私だけかもしれませんが・・・)
ところが、この本のサブタイトルは「京都・熊倉工務店−洋風住宅建築の歴史」となっているではありませんか!
この本の中で、日本の建築が明治維新以後、西洋の文化にさらされながらも「洋間」という表現に象徴されるように、見事に和風に取り込んでいく様が、そして、京都という特別な地域の中で熊倉工務店が、洋風住宅建築に果たしてきた役割が垣間見ることができます。
『この本の出版は、熊倉工務店の存在をアピールする上で大変喜ばしいことなんですが、反面、期待を裏切ることを許されないすごいプレッシャーを感じています。』という熊倉社長の言葉を聞くにつれ、京都の老舗、ブランドの重みをひしひしと感じてしまいます。
他府県のアベレージは知りませんが、企業の寿命が30年と言われることを鑑みても、相当数に上るのではないかと思います。
その中の1社に平成18年で、創業109年を迎える「熊倉工務店」という会社があります。
この会社がこの度「近代建築の夜明け」という本を出版されました。
私も、熊倉さんとは付き合いが長いのですが、その名前から連想されるように「和風建築」の老舗というイメージを持っていました。(勝手にそう思っていたのは私だけかもしれませんが・・・)
ところが、この本のサブタイトルは「京都・熊倉工務店−洋風住宅建築の歴史」となっているではありませんか!
この本の中で、日本の建築が明治維新以後、西洋の文化にさらされながらも「洋間」という表現に象徴されるように、見事に和風に取り込んでいく様が、そして、京都という特別な地域の中で熊倉工務店が、洋風住宅建築に果たしてきた役割が垣間見ることができます。
『この本の出版は、熊倉工務店の存在をアピールする上で大変喜ばしいことなんですが、反面、期待を裏切ることを許されないすごいプレッシャーを感じています。』という熊倉社長の言葉を聞くにつれ、京都の老舗、ブランドの重みをひしひしと感じてしまいます。
2006/08/30
- 雑感