価格交渉力に磨きをかける!
物価上昇圧力が顕著になってきた。
7月の消費者物価指数は前月比2.4%と97年以来の上昇率となっている。消費者物価指数は、生鮮食料品を除いて計算しているので、生活者の物価上昇感はこれより重いものがあるのだと思う。
これに相まって、景気が後退しているとの懸念があるので、いわゆる「スタグフレーション(不況下のインフレ)」の様相を呈してきた。
私どものお客さま企業においても、収益性を回復させんがため、値上げのタイミングをはかって入るところが増えてきた。
しかし、単純に値上げとなると、他社に乗り換えられてしまう。したがって、単純値上げは、余程ブランド力があるか、オンリーワン、つまりその会社から出ないと仕入れられない、という商製品でないと難しいであろう。
では、どのようにすれば、値上げを実現することが出来るだろうか?
通常今までは、このような状況になると、価値=機能/原価という価値分析の手法に従って、機能を下げるか、原価を下げるかという方法が繰り返されてきた。
それはそれで大事で、それすら出来ていない企業にとっては、充分に取り組む意味がある。
それに加えて、「納期」や「回収条件」など、収益性アップに影響のあるあらゆる方法を吟味するのである。
例をあげると、単純値上げの交渉をの際、同時に次のような提案を準備して交渉に臨むのである。
1、価格を据え置き、その代わりにリニューアルして安い素材に変更してもらう。
2、価格を据え置き、納期を変更してもらう。例えば、閑散期に先行製作させてもらい、稼働率の平準化を行う。
3、回収条件などを見直してもらい、金利負担を削減する。
4、原材料支給に変更してもらう。材料によってはお客さまの方が安く買えることがあり、材料費を立て替えるという金利負担も削減される。
5、商品アイテムを削減する。材料比率が高くて儲からない商品を廃止する。
要するに、単純に価格を上げてもらう、という発想ではなく『実質的に値上げになっている』ことを実現することである。
7月の消費者物価指数は前月比2.4%と97年以来の上昇率となっている。消費者物価指数は、生鮮食料品を除いて計算しているので、生活者の物価上昇感はこれより重いものがあるのだと思う。
これに相まって、景気が後退しているとの懸念があるので、いわゆる「スタグフレーション(不況下のインフレ)」の様相を呈してきた。
私どものお客さま企業においても、収益性を回復させんがため、値上げのタイミングをはかって入るところが増えてきた。
しかし、単純に値上げとなると、他社に乗り換えられてしまう。したがって、単純値上げは、余程ブランド力があるか、オンリーワン、つまりその会社から出ないと仕入れられない、という商製品でないと難しいであろう。
では、どのようにすれば、値上げを実現することが出来るだろうか?
通常今までは、このような状況になると、価値=機能/原価という価値分析の手法に従って、機能を下げるか、原価を下げるかという方法が繰り返されてきた。
それはそれで大事で、それすら出来ていない企業にとっては、充分に取り組む意味がある。
それに加えて、「納期」や「回収条件」など、収益性アップに影響のあるあらゆる方法を吟味するのである。
例をあげると、単純値上げの交渉をの際、同時に次のような提案を準備して交渉に臨むのである。
1、価格を据え置き、その代わりにリニューアルして安い素材に変更してもらう。
2、価格を据え置き、納期を変更してもらう。例えば、閑散期に先行製作させてもらい、稼働率の平準化を行う。
3、回収条件などを見直してもらい、金利負担を削減する。
4、原材料支給に変更してもらう。材料によってはお客さまの方が安く買えることがあり、材料費を立て替えるという金利負担も削減される。
5、商品アイテムを削減する。材料比率が高くて儲からない商品を廃止する。
要するに、単純に価格を上げてもらう、という発想ではなく『実質的に値上げになっている』ことを実現することである。
2008/09/01
- 経営について