幸齢者が増えると日本が再生する!
私どものお客さまに、米寿を迎える女医さまがいらっしゃいます。その方は、今でも時折診察をされ、足腰もしっかりしていて、私どもがお伺いすると、お手伝いさんがいるにもかかわらす、自ら台所へ足を運び、お茶を入れて下さいます。
とても米寿に思えない動きをされる元気な高齢者なのです。
そして、先日、その女医さまから、遺言をしたためたいとのことで、訪問することになりました。
当日は遺言なので、普通は相続人の方が同席することはないのですが、物忘れが激しいのでということで、娘さんが同席されました。
遺言の方針は、息子には、生前に十分してあげたので事業用の不動産を相続させるにとどめ、娘にできるだけ沢山の金融資産を分けたいというものでした。
その席で、娘さんが次のような質問をされました。
「でも今度、また、マンションを買うんでしょ?それは、だれに相続してもらうつもりなの?」
住むところもあるのに、今さら何故マンションを買うのかと思った私は、
「買って何に使われるのですか?」と質問しました。
すると、驚くような答が返ってきました。
「現金で持っておくと、目減りするばかりでしょ。だから、マンションを買って、その賃料を遊びに使うの。だって、もっと色々と遊びたいことがあるんですもん。」
(失礼ですが、このお歳で)なんという前向きな考え方なんだ!これこそ、長寿の秘訣だ!成功哲学だ!と感動してしまいました。
これから、遊びのためにお金を使うというだけでもすごいのに、遊ぶお金を、マンションの運用で捻出するというのです。このような、積極性を持ち合わせる米寿を迎える高齢者は、そうそういらっしゃいません。
もし、このような意識の高齢者が増えたなら、投資も消費も活発化し、日本経済の再生にも大いに寄与するのではないでしょうか。
ということで(かなり、この話からはこじつけですが)このような幸齢者(幸せな高齢者)になって頂く支援をする「社団法人 幸齢者支援ネットワーク」を立ち上げました。
2月2日、5日とセミナーを開催します。奮ってご参加ください。
2013/02/01
- 雑感