税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

高い志が成し遂げた「なでしこジャパン」の奇跡

「よっしゃー!」という私の絶叫に驚いた息子が、眠い目を擦りながら二階から降りてきた、宮間の同点弾。

そして、再び突き放されて、あーもうこれで命運が尽きたかと思っていた延長戦の後半終了間際の、澤選手の同点弾。

 

そして、PK戦。

 

アメリカの最初のキッカ−、シャノン・ボックスのPKを足で弾き飛ばし、たて続けに3人止めた海堀のファインセーブ。

最後に熊谷が決めて、死闘にピリオドを打ったなでしこジャパンの奇跡の世界一は、すべての日本人の魂を揺さぶった。

サッカーでは、3つのBと言われる優れたプレーヤーとしての資質がある。1つ目のBは、Brain。2つ目はBody contorol。3つ目はBody balanceと言われるもので、日本で言うところの「心・技・体」である。

古今東西を問わず、優れたスポーツ選手の本質を、似たような表現をするのには、驚くのだが、今回の世界一をかけて戦った、アメリカと日本の選手とチームは、この心技体において、どちらが優れていたのだろうか。

チームのスタイルは異なるのだが、技術では五分五分。体力では明らかにアメリカ選手の方が勝っていたように思う。

 

では、何が違ったのか。

 

 それは、絶対金メダルを持って帰るという志の高い目標がもたらした「心」の部分ではなかっただろうか。

過去に一度も勝ったことのないアメリカをはじめとする強豪を想像すると、世界一を目標にするなんて、周りから失笑される(もし、途中で負けていたらそうなっていたでしょう。)かも知れない、とてつもなく高い目標です。

普通なら、ひるんでしまいます。

でも、なでしこズは、ひるむことなく堂々とそれを目標に掲げ、口に出し、寝ても覚めても、その事を思い、ついに正夢にしたのです。

人は自分が思い描いた以上の自分にならないという、マーフィーの法則を証明したかのような快挙でした。 

 

しかし、ふと疑問が湧いてきます。

 

アメリカだって、世界一を目標にしていたはずだ。

 

そう考えているときに、澤選手の次のようなコメントを目にしました。

 

 

『我々のしていることは、ただサッカーをするだけではないことを、意識してきた。

我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる。

こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の成功となる。

日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は困窮している。

我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、日本は今復興を頑張っているのだから、そんな日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちをプレイで見せたかった。

今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら幸いです』

Japan pays tribute to tsunami victims, survivors(原文)

 

 

これを読んだときに、寒いぼが出て、泣きそうになりました。なでしこズの目標には、自分たちのためという野望ではなく、人のために戦おうという「志」があったのです。

この志の高さが、なでしこズを突き動かし、何度も突き放されても、くじけることなく勝利を信じて戦えた原動力になったのではないかと思うのです。

 

志を高く持ち、勇気をもって事に当たること。

 

なでしこズが与えてくれたのは、日本復興へ向けて計り知れないものがあったと思うのです。

2011/07/20

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