よくやったけど、やっぱりくやしい世界との差
後半ロスタイム。
チャンスであったはずの本田のコーナーキックをダイレクトでキャッチしたGKのクルトワの丁寧なスローイングによるパスを起点に、絵にかいたようなベルギーの速攻が決まり、日本のベスト8の夢が打ち砕かれてしまいました。
おそらく日本中で、その瞬間に、悲鳴にも絶叫にも近い「あーあぁぁ~」という落胆の声が鳴り響いただろうと思います。
あの赤い悪魔のベルギーを、ぎりぎりまで追い詰めた日本チームのサッカーは、確実に世界レベルに近づいていることを証明したと思います。
負けたにしても、選手たちは力を出し切り、観戦していてすごく素敵でしたし、よくやったと思います。
【中央:コロンビア代表 ハメス・ロドリゲス選手の出場場面、右:日本代表監督 西野 朗 氏】
※写真は2018年6月19日 日本 対 コロンビア 戦 時に撮影
ベルギー戦は観戦することができなかったので、コロンビア戦の写真を掲載しています。
しかしながら、西野監督から試合後のインタビューで、選手たちはよくやってくれた!というような清々しいコメントは聞かれることなく、言葉を選びながら重々しく「何が足りなかったんでしょうね…。」と語っていました。
つかみかけていた勝利を手に入れることができなかったという「くやしさ」と、本気のベルギーが見せた「世界の底力」と「日本の底力」には、紙一重ではあるが、まだ差が存在するのだろうという「くやしさ」が織り交ざったコメントであるように思いました。
長谷部を代表とする選手たちも、そういうくやしい思いを発言していました。
どれだけ善戦しても、負けは負けであり、勝負であるからには「勝利」が絶対に求められるプロの世界を、知り尽くした名将西野監督と日本を代表する選手たちだからこそのコメントだったと思います。
【中央:日本代表 本田 圭佑 選手、香川 真司 選手】
※写真は2018年6月19日 日本 対 コロンビア 戦 時に撮影
このような、くやしいという思いを胸に秘め、足らないところを認識し、その足らないところを、埋めるのだ!という強い意思と行動があれば、「日本の底力」と「世界の底力」の差が、いずれ無くなる日が来ると思います。
そういう意味で、日本サッカー協会が掲げる「2050年までにW杯優勝」という壮大なる目標へ、一歩近づいた「くやしいロシアワールドカップ」であったと思います。
でもね…やっぱり日本チームはよくやったと思いますよ!下馬評からは想像もできない結果を出したわけですし、なによりみんなかっこよかったー!おっとこまえやった!
がんばれニッポン!俺たちもこのくやしさを胸に秘めながら、次も応援するぞ~!!
【試合終了後 コロンビア・日本のサポーターの方々と】
※写真は2018年6月19日 日本 対 コロンビア 戦 時に撮影
平成30年7月
アイネックス税理士法人
代表社員 川端 雅彦
2018/07/05
- 雑感