本を読むと幸せになる。
私が所属するロータリークラブでは、毎週外部講師をお招きし、30分間講演していただいています。
先日その講師として、京都に本社があり、現在全国で56店舗の展開をされている大垣書店の大垣社長にお越しいただき、会社創立時の想いや歴史、今後の目標などのお話をしていただきました。
その中で、大垣さんの「本を読むと幸せになる」という言葉に共感を覚えました。
「本を読む」ということと「幸せになる」ということには一定の関連性があることは示唆されていますが、明確な因果関係を立証するには、さらなる研究が必要とされています。
ただ、個人的な感覚では、本をたくさん読む人ほど、人間関係が豊かになり、より「幸せになる傾向」が高いのではないか、あるいは、「幸せになる機会」が増えるのではないかと思います。
良好な人間関係が幸福と健康に最も重要であるという研究結果で出ていますが、その人間関係を豊かにするための話題、豊富な語彙やウィットなどの多くを読書から吸収できるからです。
また、読書には、試練を乗り越えた人たちの経験などを疑似体験として、学ぶことができ試練を乗り越える心がまえを学ぶことができるからです。
さらには、仕事における成功を収めるためにも読書は大いに役に立ちます。
例えば、ビジネスにおいて成功するためには、お客さまを説得する能力、理念やビジョン、行動指針などを作り上げる能力が必要とされます。
とりわけ、日本人にはキリスト教徒などのように「祈る」という習慣が乏しいため、イメージで思い描くということが得意でない傾向がたかく、文章で描写する傾向が高くなります。
そういう意味でも、豊富な語彙を身につけている人の方が、説得力に厚みが増し、理念やビジョンを生き生きと明文化することができる能力が高くなります。
本を読むと幸せになるという保証はありませんが、幸せになる「傾向」と「機会」を増やすことができると思います。
自分自身はもちろんのこと、子供たちや会社の社員たちが本に触れやすい環境を作ることは、とても大事なことだと思います。
ということで、確定申告のラストスパート、がんばります!!
令和7年3月12日
アイネックス税理士法人
代表 川端雅彦
2025/03/14
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