メンタルブロックバスター松山英樹選手の快挙
マスターズ優勝という快挙を成し遂げた松山選手が、4月30日、菅首相より内閣総理大臣顕彰を授与されました。
本当に受賞に値する快挙でした。
マスターズ最終日、2位のザンダー・シャウフェレに4打差をつけてのスタートですから、最も優勝に近いプレーヤーには違いないのですが、観戦しているこちらが手に汗握りハラハラドキドキする、優勝までの長い道のりでした。
僕なら最終日最終18番のバンカーショットは出せなかったでしょうし、返しのパットも入らなかったでしょう。
というか、そもそも君がそこに立つことすらできないやろ!とお叱りを受けそうですが(笑)
この最高に緊張するマスターズでの優勝によって、松山選手のただでさえ図太い神経が、より一層太くなり、常にPGAツアーで優勝争いをする選手になったことに疑いの余地はありません。
そして、その松山選手に対し、タイガーウッズ選手は以下のようにSNSで祝福しています。
「ヒデキは日本の誇りです。ヒデキ、そして日本にとって、このような大きな成果を成し遂げたことを祝福します。この歴史的なマスタ―ズの勝利はゴルフ界全体に影響を与えるでしょう」(タイガー・ウッズ)
深いですね。「日本のみならず、ゴルフ界全体」にとって、という言葉が。
今回のアジア人初のマスターズ優勝は、日露戦争において日本が世界最強と言われたバルチック艦隊を打ち破って勝利し、世界に、そしてアジアに与えたのと同じぐらいのインパクトがあったのではないかと思うのです。(ん?例えが、古すぎる?(笑))
長きにわたって、欧米人がほぼ独占していたマスターズでの優勝に、アジア人として初めて到達したその快挙は、アジアばかりか、ゴルフ後進国と言われる国々のプレーヤーの「メンタルブロック」を外し、やればできる!という自信をもたらしたに違いありません。
これによって、プロゴルファーを目指す人々の裾野が広がるという意味で、タイガーウッズは「ゴルフ界全体にとって」と形容したのだと思います。
ゴルフ界に多大な影響をもたらした、松山英樹選手の快挙に敬意を表しながら、私と我が社が知らぬ間に脳裏に焼き付けているメンタルブロックを洗い出し、それらを乗り越えるまで努力を継続するぞ!と密かに決意しました。
松山英樹選手!優勝おめでとうございました!そして、ありがとうございました!
2021年5月
アイネックス税理士法人 代表 川端雅彦
2021/05/04
- 雑感