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コロナ危機をチャンスに変える！

コロナの影響で、世の中が大変なことになってきました。見えない敵との闘いで、大惨事世界大戦といってもいいかも知れません。

コロナに対する新たな処方箋が出来上がるまで、経済が麻痺した状態は、しばらく続くと考えておいた方がいいでしょう。

生命体としての命を守ることは、何より最優先ですが、企業経営者にとっては、企業の存続のために、あらゆる手段を講じることも、同様に最優先課題です。

では、どうするのがいいのか。

企業は現金が枯渇した時に、つぶれます。すでに、取り組んでおられるかと思いますが、コロナ対策融資などを活用し、現金を十分に持っておいてください。キャッシュ・イズ・キングです。

借りたお金は返さないといけませんが、緊急事態を回避した後に、返済計画を吟味することでいいかと思います。

次に、固定費の削減です。固定費の中で、最も大きいと推測されるのは、家賃と人件費です。

家賃も値下げ、又は支払い延期の交渉をしてください。期間限定でも構いません。力強く、大家さんを説得してください。国土交通省の方でも「新型コロナ感染症に係る対応について（補足その２）」において、家主が賃料を軽減した場合の取り扱いについて、周知しています。

次に人件費ですが、雇用調整助成金を活用して、負担を軽減してください。場合によっては、一時的に給料を下げるということも必要かもしれません。

もちろん、その場合は、経営者自身が、最も先に身を削る覚悟が必要です。

社会保険料も、一定の条件の下で、延納が可能となるようですので、活用してください。

仕入れ、外注費と言われる変動費も見直しのチャンスです。取引のしがらみから、高いけどやむ無しに発注していた先を見直すいいキッカケになると思います。

固定費を削減し、変動費率を下げることにより、損益分岐点が下げることにより、コロナが収束し、経済活動が戻った時の恩恵を、最も早く大きく受け取る体質を作り上げてください。

また、あわせて、リモートワークを推進してください。

弊社でも、Zoomや、PCの遠隔操作ソフト、電子印鑑などを使ってリモートワークを促しています。同時に、お客様との面談ができない状態のため、TV会議が報告の主体となってきており、これにより、出張、通勤ともに移動工数が減少しています。移動というのは、価値を生まない時間なので、生産性が上がるという副次的効果もあります。もちろん、出張費も削減できます。

営業活動も、今後は、リモートで行うことになるでしょうから、このあたりは先駆けてノウハウを確立する必要が有ります。

次は業態の変革です。

多くの企業にとってコロナは逆風ですが、追い風になっている企業もあります。

先ほど述べたZoomなどの他、ネット上で契約が完結する仕組みを提供している「弁護士ドットコム」や、ゲームソフトアプリを作っている会社は、大繁盛しています。

ただ、こういうビジネスは、それなりにITリテラシーを獲得する必要が有るため、ノウハウがないところが参入するのはハードルが高いと思われます。

しかしながら、比較的取り組みやすい事業もあります。

例えば、在宅勤務や在宅学習によって、食品や宅配の需要は急増しています。

ネットなどで通販や宅配を手掛けているところは、いままでにない受注が舞い込んできており、UBER　EATSなどを活用することで、こういう業態に変革していくことは、やる気さえあれば比較的容易にできるだろうと思います。

こういった変革を実現するためには、経営者のリーダーシップが非常に重要になってきます。方向性を打ち出し、周りを説得し、衆知を集めて取り組み必要があるからです。

このような取り組みをスピード感をもって実行し、コロナ危機を乗り越えることができた企業は、次に大きく飛躍できるチャンスを掴むことができるとおもいます。

不況は企業体質を強化するチャンスです。

私も一経営者としてBefore Coronaを生き抜き、After Coronaへと大きく飛躍するチャンスを掴めるよう、まい進していきます。