新年あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。2020年、オリンピックイヤーの幕が切って落とされました。
東京オリンピックが、この日本において開催されるわけですから、あのラグビーワールドカップと同様、大いに盛り上がることを期待しております。
さて、弊社でも年頭にあたり、社員全員に所感を述べることを常としていますが、我々を取り巻く環境が、突然変化するわけではないので、どちらかというと、中期経営計画における方針の確認と徹底が中心となりました。
とりわけ、今回は、アイネックスのビジョンの一つである「業界で最も高い顧客満足度と従業員幸福度を実現すること」とは、どういうことなのかを話しました。
そもそも、我々が存在する理由は、我々自身が決められることでなく、お客様にとって「なくてはならない存在」であるお客様目線から出発する必要があります。
お客様にとってなくてはならない存在であるということは、我々のサービスを通じ、お客さまの企業価値が高まる、あるいは、財産形成が大きくなるということです。
したがって、我々は、目先の利益を追って、お客様のためにならないもの、あるいはお客さまが欲しいと思うものを売ってはいけない。お客さまのためになるものを提供しなさい。これが本当の顧客志向であり、継続して高い顧客満足度を獲得することになるということを話しました。
続いて、高い従業員幸福度を実現するということについて、話したわけですが、話しながらこれが、なかなか難しいと感じました。
なぜなら、幸福というのは多分に「心」の問題で、年収が2000万円の人が、年収500万円の人より幸せとは限らないわけで、定義することが非常に難しいからです。
そこで引き合いに出したのが、正月休みに見た、グロービスの知見録で放送されていたパネルディスカッションで、S&R財団理事長の久能祐子氏がある質問を受けて語られた言葉です。
その質問は、事業を展開している過程において「苦しい」と感じたことが、あるか?というものでしたが、彼女は、次のように答えています。
「困難だと思ったことはあるが、苦しいと思ったことはない。」
そうなんです。
生きている限り、多かれ少なかれ、逆境と言われることに遭遇することはあるわけです。お金が底をついて、来月の給料が払えないかもしれない状況や、人に裏切られる悲しいこともありうるわけです。
そのような状況にあっても「苦しいから、逃げよう」と思うのか、「困難だが乗り切る方法を考えよう!」と思うのか、それは、自分自身で選択できるわけです。
後者の方が、よほど前向きで、幸せに近いと思います。
つまり、幸福を感じるかどうかは、境遇やおかれた環境に左右されるのではなく、その人のマインドセット次第であるわけです。
もちろん、幸せを感じやすい、笑いや感謝、良好な人間関係、成長が実感できることなど、環境面を整えることは、MUSTな取り組みであるわけですが、最後に幸せを感じることができるかどうかは、その人が決めることなのです。
だから、相田みつおさんの「幸せは自分の心が決める」ということの本当の意味を、よく理解しているマインドセットを持った集団であろう!と年頭から、「お前はどやさ!?」と突っ込みを入れられそうな話をしました。
私自身は「人を最も良く幸福にする人が、最もよく幸福になる」という人を目指して、アイネックスを、さらに進化させていく所存です。
今年もよろしくお願いします!
令和2年正月
アイネックス税理士法人
代表社員 川端 雅彦
2020/01/07
- 雑感