平成最後の年の幕
あと数日で、平成最後の年の幕も閉じようとしています。
私が、税理士として独立開業したのが平成5年でしたので、この平成30年は、わが社と私にとって記念すべき25周年となりました。
思い起こすと、25年前の年の暮れに、次の年の1月の家賃を払うお金がなくて、家内に借りたことがありました。
いまでこそ、資金繰りの心配を、あまりしなくて済むようになりましたが、本当に紆余曲折、波瀾万丈な25年でした。
そして現在、2年前に設立した社会保険労務士法人と税理士法人とあわせて、33名の所帯となり、それなりの規模を実現できた気がします。
しかし、25年も事業をしていて、まだこのレベルかと後悔に似たような気持ちにもなることもあります。
一方で、25年も地域に密着して仕事をしていると、それなりに知名度が上がり、同時に信用も向上していると思うことがあります。継続は力なりですね。
肌で感じることではありますが、信用度が高いということと、収益性が高いということには相関関係があるように思います。
この信用の裏付けとなるのは、質の高いサービスを安定して提供していることであると言えます。
そして、それを提供するのは、お客さまとの接点となる「人」であるわけですから、信用=社員の質と言っていいと思います。
したがって、私たちの成功要因は、人材開発を継続し続けることに尽きると思います。
松下幸之助が、「松下電器は何を作っている会社ですか?」と問われたら「私たちは、人を作っています。その合間に電化製品を作っています。」と答えなさい、と言われたそうですが、この言葉は企業経営の本質を捉えていると思います。
社員の人材開発と自己実現が、社員の幸福に結びつき、お客さまの幸福に寄与できるような組織を目指して、新しい年を迎えたいと思います。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。みなさま、良いお年を!
アイネックス税理士法人
代表社員 川端 雅彦
2018/12/28
- 経営について