仮想通貨が銀行を駆逐する
ビットコインをはじめとする仮想通貨が、メディアで取り上げられない日がないぐらい活況を呈しています。
一部のアーリーアダプターが投資・利用する局面を超え、例えば青森県の弘前市でも、桜の管理のための寄付をビットコインで受け付けることを表明するなど地方自治体までもが、利用をし始めており民間の企業においても、決済、課金の手段として利用する件数が、30万件を超えたと言われています。
私も、ちょっと前に口座を開設し、ものは試しと投資したのですが、投資対象としての魅力はもちろんのこと、利便性がすごく高く、加速度的に世の中に浸透していくと実感しています。
例えば、その利便性の高さとして、次のようなことがあります。
- 少額でも、送金ができ、送金手数料も驚くほど安い。
したがって、少額で課金することが可能となる。 - いちいち銀行にいかなくてもスマホから送金ができる。
もちろん海外送金もいとも簡単にできる。 - スマホのウォレットに存在するため、持ち運びが簡単。
- クラウドファンディングにも活用でき、海外などから多くの資金調達ができる。
一方で、相場の変動がすさまじいので、購入するタイミングを間違うと痛い目にあいます。
ただ、発行量が徐々にしか供給されない仕組みになっており、今後、発生する旺盛な需要とのバランスを考えると、価格は上下しながら右肩上がりになる可能性が高く、長期的にみるとそれほど心配することはないだろうと思います。
(もちろん、必ず上がることを保証するものではありません。)
このようにビットコインに代表される仮想通貨が普及してくると、わざわざ銀行に行って高い手数料を払って送金したり、
銀行口座に振り込んでもらう必要もなくなるわけで、銀行の窓口の女性もいらなくなるわけです。
銀行も中抜きを恐れて、東京三菱UFJが、独自の仮想通貨を開発したり、リップルという仮想通貨を利用して送金サービスを試みたりとチャレンジをしていますが、銀行の店舗そのものに存在理由がなくなる日は、遠からずやってくるかも知れません。
アイネックス税理士法人
代表社員 川端 雅彦
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2017/06/09
- 雑感