『メモの魔力』
本日ご紹介させていただく本は、前田 裕二 氏(SHOWEOOM株式会社 代表取締役)が書かれた、『メモの魔力 The Magic of Memos』です。
【著者】前田 裕二 【発行所】株式会社 幻冬舎 【第1刷】2018年12月25日 【第2刷】2018年12月30日 |
メモを習慣化することのメリットは、5つあります。
①知的生産性の向上
→メモを取ることにより、これまで記憶したり思い出したりすることに費やしていたエネルギーをなくし、
その分、アイデアを生み出すことに費やすことができます。
②情報獲得の伝導率向上
→自ずと様々なことにアンテナを張るようになり、情報をとりこのさないようにしようとします。
③言語化能力の向上
→聞いたことを、考え、言語化し、メモをとることで、曖昧なことを言葉に書き換えるようになります。
④構造化能力の向上
→話の流れや構造を把握しなければ、メモを書くことは出来ません。
その為、話題が変わったのか、それとも掘り下げているのか、正しく把握する必要があるので、構造化能力が自然と引き上がります。
⑤傾聴能力の向上
→メモを取ることで、話し手に対して真剣に聞いているという姿勢を伝えることが出来ます。
その為、より実りのある深い話を聞き出せるようになります。
上記の5つだけでも、メモを取るメリットは大きいです。
更に、メモを活用することで、夢を実現することや、問題解決が出来るようになります。
【事 実】メモに記されています。ここでインプットされます。
↓
【抽象化】気付きが応用可能な粒度に抽象化され、その事実から「本質」や「法則性」が見えてきます。
↓
【転 用】本質や法則性には説得力があり、それを用いて、自らのアクションに繋げます。
ただただ事実を残すだけでなく、抽象化し、転用するところまで出来れば、知的生産メモを最大限活用できていると言えるのではないでしょうか。
そこまで到達することは、一足飛びにはいかないことですが、まずはメモを取る習慣を身に付けたいと思います。
アイネックス税理士法人
廣川 こころ
2019/08/23
- 読書発表・本紹介