『チーズはどこへ消えた?』
私が本書を手に取った理由は、帯に「1時間で読めて10年間役に立つ」と書かれていて、「10年間も役に立つの!?」と驚き、読みたくなったからです。物語形式で、100ページ弱なので、本当に1時間で読めました。
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【著者】スペンサー・ジョンソン 【訳者】門田 美鈴 【発行所】株式会社 扶桑社 【第1刷】2000年11月30日 【第92刷】2019年5月10日 |
この物語の主人公は2匹のネズミと2人の小人。彼らが迷路の中でチーズを探す物語です。
チーズを探す理由は、食料にするためと、幸せになるため。毎日のようにチーズを探します。
普通のチーズはすぐに見つかりますが、特別なチーズは簡単には見つかりません。
でもある日、彼らは特別なチーズを見つけることに成功しました。
彼らはとても喜びました。
ですが、どんなに特別なチーズでも、食べると無くなってしまいますよね…。
さて、特別なチーズが無くなった後の彼らの行動はどうだったでしょうか。
2匹のネズミは、すぐに探しに行きます。
1人の小人は、随分時間はかかりましたが、再び探しに行きます。
もう1人の小人は、探しに行かずその場に留まることを選びました。
この物語におけるチーズは、仕事や家族、財産のことを、
迷路は、会社や家庭のことを表現しています。
長い人生の中で、自分を取り巻く環境の変化や、自分自身の気持ちの変化というものは必ず起こります。
大切なのは、変化が起こった時にどう対処するかです。
2匹のネズミのように、すぐに行動に移せるか、
1人の小人のように時間はかかっても、変化を受け入れることができるか、
もう1人の小人のように、変化を受け入れられないか…
なお、変化を受け入れられなかった小人は、その後、チーズを見つけることは出来ませんでした。
あなたは、チーズが無くなったとき、どのような行動がとれますか?
私も少し、考えてみたいと思います。
アイネックス税理士法人
森原 真理
2019/06/19
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