『伝える力』
本日のオススメの本は、ご存知の方も多いと思いますが…
池上 彰 氏の『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力』という本をご紹介したいと思います。
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【著者】池上 彰 【発行所】株式会社PHP研究所 【第1版第1刷】2007年5月2日 【第1版第146刷】2019年3月21日 |
こちらの本は、初版から10年以上経った今もベストセラーです。
読まれていない方でも、本屋さんで見かけたことはあるのではないでしょうか。
私は常日頃、自身が頭で思っていることを、何も知らない方に伝えるのは難しいことであると感じていました。
そこで必要となるのは、「伝える力」だろうと思い、本書を手に取りました。
「伝える力」を養うために必須の能力が3つあります。それは、「話す」「書く」「聞く」という能力です。
この3つの能力を、それぞれどう高めれば良いのかが本書には書かれていました。
①話す力
わかりやすい言葉を使うことが重要です。
単に知っていて覚えているだけの言葉を使っていることはありませんか?
自分自身が深く理解していないと、相手に説明することは出来ません。
②聞く力
一方的にいきなり話すのではなく、まずは相手の話を聞くことが大切です。
じっくり相手の話を聞いてから、自分の話をします。
そして自分が話している間も、相手の反応を見ながら話すことが重要です。
反応を見て、理解していないところを読み取って、話す内容を調整することも、聞く力です。
③書く力
何かを伝える時、言葉だけで伝える必要はありません。
時には文書を使い、伝えれば良いのです。
そのとき、だらだらと接続詞を使わず、要点をまとめることが重要です。
また、これは話すとき・書くときに共通して言えることですが、カタカナをできるだけ少なくする方が伝わりやすくなります。
今日ご紹介した本は、とても読みやすく、「なるほど!」と思わされることがたくさん書いてありました。
いきなり、「伝える力」を100%にすることは難しいですが、日々の心がけが大切です。
自分の頭の中で考えたことを、少しでもわかりやすく伝えられるように、本書で学んだことを活かしたいと思います。
アイネックス税理士法人
2019/06/11
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