『ザ・フォロワーシップ』
本日は、『ザ・フォロワーシップ 上司を動かす賢い部下の教科書』という本をご紹介させていただきます。
[著者]アイラ・チャレフ [訳者]野中香方子 [発行所]ダイヤモンド社 [第1刷]2009年11月27日 [第3刷]2017年6月2日 |
通常の構図は、強いリーダーに従う弱いフォロワーがいて、強いリーダーがリーダーシップを発揮し、上から下へ影響を及ぼすという状況です。
しかし、その逆の下から上へ影響を及ぼす“フォロワーシップ”を本書では紹介されています。
【フォロワーシップのモデル】
下図に分類される4つのタイプが存在します。
①パートナー:勇敢なフォロワーの特徴を備えている
<タイプ>目的に導かれる、使命を重視する、人間関係を育む…etc.
②実行者:リーダーが望む人々
<タイプ>頼りになる、協力的、チームを重視する…etc.
③個人主義者:必要な存在
<タイプ>対立的、怖いもの知らず、権力を恐れない…etc.
④従属者:第一の興味は他にある
<タイプ>ただ存在している、中立的、最低限の義務は果たす…etc.
【フォロワーシップのために重要なこと】
①フォロワーは、リーダーと対等であるという意識が必要。
②リーダーに仕えるのではなく、組織の共通目的に仕えなければならない。
【私見】
私自身がフォロワーの立場として仕事をするときは、勇気をもってフォロワーシップを発揮し、逆にリーダーという立場として仕事をするときは、フォロワーが勇気をもって働けるような環境にしていこうと思わされました。
また、どちらの立場のときにおいても、仕事の一つ一つが組織全体の目的に繋がるように常に考え、行動すべきであると改めて再認識いたしました。
アイネックス社会保険労務士法人
瀬尾 真未
2019/05/23
- 読書発表・本紹介