アイネックススタッフ日誌

法人の設立から、担当しているお客様が2期目の決算を黒字で終えることができました。
この決算書を社長・金融機関担当者・私の3人で2年間を振返ると同時に来期以降の計画を検討しました。


思いおこせば2年前・・・・、
社長（当時はﾌﾘｰﾀｰ）が弊社に相談にこられた時は、「やりたいことは決まっているけど、手続きが一切わからない・・いちから教えて欲しい」との相談からスタートしました。設立の登記、各種届出、助成金の申請、帳簿の作成、書類の保存等・・・、まさにゼロからのスタートでした。


開業時に特に苦労したのが資金調達です。
個人事業での実績もなく、本当に新規設立法人としてのスタートのため相当難しいと覚悟はしていました。社長には事業計画で「開業に対する思い」を具体的かつ現実的に記載するよう心がけてもらいました。
その結果、京都信用金庫で「当座貸越」の枠を設けてもらうことができ無事に事業を軌道に乗せることができました。

今回の資金調達では以下の3点がうまく機能した結果と考えています。
?社長の具体的な事業計画
?京都信用金庫の積極的な取組（詳しくはＨＰを参照下さい）
?弊社の管理体制

経営者、金融機関、会計事務所がお互いを信頼し責任を果たすことを約束した結果、開業2年目ながら「当座貸越（限度額2,000万円）」を設けてもらえることができました。

この会社の事例は京都信用金庫でも成功事例として社内ニュースで取上げられ社長も取材を受けられていました。弊社にも会計事務所の関与が成功の秘訣として取材の申出がありましたが、あくまで経営者の努力の結果であり、謹んで辞退しましたが、金融機関からこのような評価をうけられたことは非常に嬉しい結果でした。


大きな会社を担当し、企業再編・国際税務等を担当するのもダイナミックな仕事で面白そうではありますが、一つの法人を設立から担当できることも、会計事務所職員の特権でもあるな〜と思ったところです。

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