過重労働撲滅の動きが加速
今月2日に、ABCマートが違法な長時間労働により東京労働局に書類送検されましたが、
これは今年4月に立ち上げられた「かとく」による初のケースとなりました。
「かとく」とは「過重労働撲滅特別対策班」の通称です。
つまり過重労働等をさせている悪質な事業者への調査等を専従で行う、
東京と大阪の労働局内に設置された機関で主に大規模案件・困難事案を取り扱います。
今回、設置から3ヵ月程度で誰もが知る企業を書類送検まで持って行ったところに
厚生労働省の本気度が伺えます。
今後は経営者の皆様も過重労働について、より一層考える必要が出てくると思われます。
少なくとも労務管理の基本である労働時間の管理について、自社の状況を確認してみる
といった機会を持たれてみてはいかがでしょうか。
吉見
2015/07/06
- 企業経営や時事について