本日から出国税課税!?
平成27年7月1日から日本国外に移住する富裕層に対して「出国税」が課税されます。
この制度は正式には「国外転出時課税制度」といい、
日本国内に5年以上居住していた人が海外に移り住む場合、
株式や投資信託などの有価証券、未決済のデリバティブ取引などの
金融資産の合計額が1億円以上保有している場合に対し課税されます。
株式などを保有したまま海外に移住する場合、実際に株式を売却していない場合であっても
売却したものとみなしてキャピタルゲインに対して15.315%の税金が発生します。
これは株式などのキャピタルゲインが非課税となる国(シンガポールや香港など)に移住し、
その課税逃れを防止する目的で導入されました。
最後に1年を超すような海外転勤や留学の場合も適用されるので注意が必要です。
田中智
2015/07/01
- 税務・会計について