「中小企業白書を読む」(赤築)
中小企業の経営者が、後継者に事業を承継する「事業承継」への関心が高まっています。
そこで、弊社の相続ブログでは事業承継をテーマとした2013年度版の中小企業白書を「中小企業白書を読む」と題して紹介しています。
2013年度版の中小企業白書では、中小企業30,000社を対象に実施したアンケート調査をもとに事業承継に関する様々なデータが紹介されています。
今回はその中から相続ブログでも取り上げた事業承継のタイミングについてご紹介します。
上図は、事業承継のタイミングについての現経営者に対するアンケート結果を示したものです。
アンケート結果から、事業承継のタイミングに関して「ちょうど良い時期だった」と回答する割合が最も高い年齢層は、40歳から49歳となっており、また「ちょうど良い時期だった」と回答する現経営者の承継時の平均年齢は、43.7歳となっています。これに対して、最近5年間の現経営者の事業承継時の平均年齢は50.9歳となっており、最適な承継年齢よりも約7年遅れていることが分かります。さらに、「もっと早い時期の方が良かった」と回答する現経営者の承継時の平均年齢は50.4歳となっており、こちらについても実際の平均年齢である50.9歳を下回っていることから、後継者への事業承継は総じて遅れていると言えるでしょう。
相続ブログでは今後も事業承継に関する情報を紹介していきますので、ぜひご覧ください。
2013/11/13
- 相続事業承継チーム(移行予定)