時代遅れ!?の耐用年数(砂川)
税法の中には、ときに、とんでもなく時代遅れのものがでてきます。
申告は税法にしたがって当然しなければならないのですが、
あまりに実態とかけ離れていて、
経営者の方にご説明するのが、心苦しくなってくることがしばしばです。
例えば、固定資産の償却年数。
はやりすたりの激しいスロット台は、
昔は数年もつものでしたが、今やほとんどの機械が数カ月の寿命です。
でも、税法では3年かけて償却しなければいけません。
今流行のオンラインゲームは、
一部のヒット商品を除き、入れ替わりが激しいようですが、
制作にかかった人件費などの費用は5年かけて償却しなければなりません。
キャッシュフローと会計(税務)の乖離がはなはだしいです。
全員が納得する耐用年数を決めるのは難しいでしょうが、
全員が納得できないであろうものは、もっと柔軟にどんどん変更していって欲しいものです。
2012/07/13
- 税務・会計について