年金はどこへ行くの?
年金改正案をニュースで見ました。みなさんは、どう思われましたか?
「厚生年金加入」がもてはやされた時代は終わり、お荷物になって数年・・・。また改正案がでました。
受給年齢68歳へ引き上げ、保険料の上限引き上げ、パートさんの加入などなど、100年安心年金どこへやらです。
不思議なのは、「世代間扶養の廃止を議論しないこと」に対する反発があまり見受けられないことです。ここを無視しての改正に意味はなく、それが「保険料は上がるのに、給付が減る」という年金不信を生んでいます。
年代別人口分布が変化し、人口減少時代をむかえてなお、この制度を維持させようとするのは、その穴埋め候補が「消費税」だからなのですが・・・。
ただ、ここでも不思議なのですが、消費税は政争の具になるのに、年金改正はそこまでのインパクトをもたないですね。根っこは同じなんですが、方や第一党が変わるほどのインパクトを持ち、方や街頭インタビューで終わる。
各処で言われていますが、この消費低迷は将来不安への自己防衛という局面があると思います。将来のために貯金をしようとする日本人のまじめさが、ある種裏目に出ており、果ては、資産の海外移転なども週刊誌で取り上げられています。
当社でも、ちっちゃな防衛として401K(確定拠出年金)の導入を検討しています。少なくとも、掛け金分が自分に返って来るだけでもマシですよね。
あとは、やはり選挙を放棄せず、社会の一員として、あきらめず参加していかなければ・・・!と改めて思いました。
2011/11/01
- 企業経営や時事について