アイネックススタッフ日誌

I-NEX STAFF DIARY

ベターレギュレーション(丸本)

先日、金融庁業務説明会に行ってきました。

タイトルは「金融行政と地域金融を巡る動向」、内容は地銀や信金の監督官庁である金融庁が今後どのような方針で地銀・信金を監督していくか、平たく言えば金融庁の検査がどのような方針で実施するかを説明する内容でした。


そこで配布された資料から興味深い項目を抜粋すると・・・



「平成20年検査事務年度検査基本方針」


?円滑な金融仲介への対応
・・・融資先の赤字や債務超過、貸し出し条件の変更といった事実のみで判断するのではなく、経営・財務の特性等を十分に踏まえたうえで融資判断・リスク管理を行っているかに注目する。あわせて不動産担保や個人保証に過度に依存せずに事業価値を見極める融資手法など、中小企業に適した資金供給手法の取組事例については、積極的に評価し、金融検査評定にも明確に反映させる。・・・



バブル崩壊以降、不良債権処理を急ぐ金融庁は金融検査を厳格化し、画一的な処理を促してきたことを考えるとその方向性は変わりつつあるのかと思わせる内容です。

実際、今回の説明会の講師である金融庁総務企画局の審議官も、「不良債権処理は終焉を迎えた、これから基本的なルールだけで規制しあとは自主性に任せる監督を行いたい」といった主旨のことを説明していました。


とは言うものの、実際の現場にこれが浸透するにはまだまだ時間がかかるとは思います。


なお、タイトルのベターレギュレーションは金融庁が最近、頻繁に使う単語で、上記の内容を一言で言いあらわす言葉らしい。わかりやすいようでわからない・・・


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2008/09/03

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