祇園祭 (木村)
京都の7月といえば祇園祭ですね。
事務所は四条烏丸にあるので、5月頃からコンチキチンと祇園囃子の音がどこからともなく聞こえてきます。
10日からの鉾立てが始まるといよいよ祭に向けて町中が浮き立つような雰囲気になると思うのですが、こちらはもちろん通常運転で仕事です。
この時期の食べ物というと何といっても鱧。
京都は全国の鱧消費量の約4割を占めるそうです。関東では殆ど食べられない事を考えると、かなりのシェアですね。
鱧は鋭い犬歯を持っていてやたらと噛みつくことから「食む(はむ)」→「はも」に転化したと、平安時代中期に作られた「和名類聚抄」に載っています。
実際、頭を落とされても噛みつき、骨をブツ切りにされた状態でもまだ動いているのだとか。
平安時代、暑い夏の時期に海のない京都へ生きた魚を運ぶのは至難の業でした。
瀬戸内海や和歌山で獲れた鱧は、桶を湿らせておけば水がなくても何日も生き続け、山を越えて京都へ届けられました。
山からやって来るということで「京都の鱧は山で獲れる」なんて諺もあるので、京都の人には驚きと憧れの魚だったことでしょう。
私もこの生命力の強さにあやかって、これからの暑い時期を元気に乗り切りたいと思います。
今年の山鉾巡行は土曜日です。人出も多いでしょうが仕事も休みですし、辻回しを見に行く予定で楽しみです!
事務所は四条烏丸にあるので、5月頃からコンチキチンと祇園囃子の音がどこからともなく聞こえてきます。
10日からの鉾立てが始まるといよいよ祭に向けて町中が浮き立つような雰囲気になると思うのですが、こちらはもちろん通常運転で仕事です。
この時期の食べ物というと何といっても鱧。
京都は全国の鱧消費量の約4割を占めるそうです。関東では殆ど食べられない事を考えると、かなりのシェアですね。
鱧は鋭い犬歯を持っていてやたらと噛みつくことから「食む(はむ)」→「はも」に転化したと、平安時代中期に作られた「和名類聚抄」に載っています。
実際、頭を落とされても噛みつき、骨をブツ切りにされた状態でもまだ動いているのだとか。
平安時代、暑い夏の時期に海のない京都へ生きた魚を運ぶのは至難の業でした。
瀬戸内海や和歌山で獲れた鱧は、桶を湿らせておけば水がなくても何日も生き続け、山を越えて京都へ届けられました。
山からやって来るということで「京都の鱧は山で獲れる」なんて諺もあるので、京都の人には驚きと憧れの魚だったことでしょう。
私もこの生命力の強さにあやかって、これからの暑い時期を元気に乗り切りたいと思います。
今年の山鉾巡行は土曜日です。人出も多いでしょうが仕事も休みですし、辻回しを見に行く予定で楽しみです!
2010/07/05
- スタッフの雑談