中小企業のM&A
近年、ニュース等でM&Aという言葉をよく耳にする機会も多くなってきているのではないでしょうか。
最近では、ソフトバンクグループが英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングスを約3兆3,000億円で買収したというニュースがありました。
皆様はM&Aに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「敵対買収」「乗っ取り」「マネーゲーム」「ハゲタカ」などネガティブなイメージをお持ちの方や、M&Aは大企業だけのものと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近では中小企業の積極的なM&Aの活用が多くなってきております。そして、中小企業のM&Aの場合は、友好的M&Aになることがほとんどです。
売り手にとってM&Aは後継者不足問題の解消や、大資本から資本を注入することで事業の安定化を実現する、といったメリットがあります。
倒産、清算を回避し事業を継続することで、従業員やお客様、取引先といった関係者に迷惑をかける事なく、またオーナーとして事業に見合った創業者利益を得て、ハッピーリタイアメントを迎えることができます。
皆様が築き上げてきた会社は、M&Aを通して第三者に経営を引き継がれ存続することができるのです。
買い手にとってもM&Aにより、経営に必要なヒト・モノ・ノウハウといった資源をスピーディに獲得できるメリットがあります。
M&Aを利用して、すでにできあがっている会社の人材、ノウハウ、新規顧客、新規拠点などを一括して譲り受ける事で、時間・労力・リスクを低く抑える事ができます。
また、M&Aでは売り手企業の決算書など過去の実績を基に買収判断をするため、投資に対する回収期間などが予測しやすく、ゼロから新規事業を興すことと比較して、経営上のリスクを抑えられるというメリットがあります。
弊社では、株式会社日本M&Aセンター、株式会社名南経営をはじめとする提携企業を通じて多くの案件情報を抱えております。
中小企業のハッピーリタイアメントのための譲渡や、事業拡大のための買収についてお考えであれば、弊社までご相談ください。
アイネックス税理士法人 小田根 大輔
2016/11/14
- 企業経営や時事について