「ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型」
「ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型」
著:古野俊幸
シーズン1の放送から16年経った2021年、ドラゴン桜2がTBS系の日曜劇場で絶賛放送中ですね!
みなさんはご覧になられていますか?
阿部寛さん演じる桜木先生のもと、落ちこぼれの生徒が東大合格を目指す物語で、その中で桜木先生が放った一言、
「東大合格の秘訣の第一条は、まず己を知ることだ!」が今回紹介する本書のポイントとなります。
ます初めに、本書のタイトルにも書かれているFFS理論とは?
→人が持つ固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子(※)とストレスの状態によって個別的特性を表し、客観的に把握する手法のことで、自己理解・他者理解を目的とする。
※5つの因子:凝縮性・受容性・別弁性・拡散性・保全性
この5つの因子のうち、学びに大きく関係するのが「拡散性」と「保全性」で、学びの型(カタ)はこの2つに分類され、これは本人が意識的に選べるものではなく、生まれ持った特性である。
・拡散性が高い人の特徴:興味があることに対して積極的に自由闊達に動ける。しかし、興味のないことには全く動かない。飽き性な一面もある。
・保全性が高い人の特徴:現状を継続しながら改善を積み上げ、より安定した状態を作り上げようとする工夫ができる。新しいことに取り組むときは、保守的で慎重に進みたいタイプ。
この2つのタイプにあった学びの型
・拡散性が高い人の学びの型:面白いと感じる体験から概念化する。
・保全性が高い人の学びの型:順序良く着実に物事を積み上げ体系化する。
そして「学ぶ」ことには「目標」が必要で、その「目標」を達成するためには「計画」が必要になってきます。
・拡散性が高い人の目標と計画の立て方:拡散性が高いタイプはやりたいことが明確なので目標を立てることは苦ではないが、少々飽きやすいところがあり、飽きないために目標を実現しているイメージを強く持ち、自分の興味を絶やさないようにする。計画に関しても、細かすぎるものはNG。自由度を持たす。
・保全性が高い人の目標と計画の立て方:できることを徹底的に積み上げ、できることを増やしていく。計画に関しても、毎日のノルマを決めてコツコツ積み上げていく方法が向いている。
個性による行動や感じ方の違いを理解することは、自信の行動や学びに活かすだけでなく、
部下の育成、子供の教育など幅広いところで活かすことができるものです。
ぜひみなさんも、ドラマとともに本書も読んでみてください!
(ドラマのシーズン1に出演していたガッキーが先日結婚を発表しました。その日は虚無感に襲われていました。すごく好きだったんです。以上、余談でした。)
アイネックス税理士法人 大西
2021/06/14
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