がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法
この書籍のタイトルを見て皆さんは最初にどのような印象を持ったでしょうか。
意思がない、根性がない、忍耐がない人がすがるような、手を抜いて生きていくような方法なのか?
そんな類の負の印象を持った方にはぜひ騙されたと思って読んで欲しいです。
内容は口語的で読み易く、しかし理路整然とした真面目なものになっています。
そもそも、「頑張る」という単語の意味って何なのでしょうか。
調べると、忍耐して努力しとおす。めげないで我慢してやり抜く。といった感じのようです。
だとしたら、自分には絶対「頑張る」ということはできません。単純に辛すぎます。
この本では、人間が何か結果を出すために、例えば、ダイエットする、筋トレする、貯金する、勉強する、仕事するetc、
頑張った分だけ比例して成功すると思いがちですが、必ずしもそうではなくて、成功するためのゴールまでの歩み方を紹介し
ています。
何か目標を立てるけどすぐに挫折してしまったことは誰にでもあると思いますが、それを防ぐ方法として少し箇条書きで紹介
すると、
・一人が1日に使える意思の力には限りがあるので、繰り返しやることはルール化して、大事な場面で意思の力を使えるようにすること。
・人間は積み重ねてきたことを崩したくないと思うようにできているので、日々取り組んできたことを記録して可視化するようにすること。
・小さな目標を立ててそれを繰り返し、習慣化して無意識にそれをしてしまっている状態にすること。
成功した人を、頑張ったからだとか努力したからだとか思っている人って多かれ少なかれいるかと思いますが、成功した人は
そんな単純な根性論のみで成功するはずはないと思っています。
中にはゲーム感覚で楽しみながら成功している人もいるでしょう。
最後にこの本で最も印象に残っている言葉を紹介したいと思います。
「思い込みを捨て、ほんの少し行動を変えてみるだけで、やがて人生が大きく変わる」
自分も過去の固定概念や常識に囚われることなく常にそれを疑って、本当に小さなことでもいいから、自分の未知の可能性
信じて、日々少しずつ前に歩めたらいいなと思っています。
N.H
2021/06/21
- 読書発表・本紹介