最近の読書
「日本でいちばん大切にしたい会社」
先日、たまたま職場の先輩に「日本でいちばん大切にしたい会社」という本を借りる機会があり、その書名からはどのようなジャンルの書籍が内容が想像できず、ご縁を感じて予備知識のないまま読んでみたところ、
書名どおりの「大切にしたい会社」が著者によっていくつも紹介されていました。
こちらはシリーズで刊行されており、同様の顕彰制度も開催されております。
こちらのサイトを開くと真っ先に「人を幸せにする経営」とあり、
本書にもある「『人』とは、1従業員とその家族、2外注先・仕入先、3顧客、4地域社会、5株主の5者を指します」と具体的かつ根幹が提示されています。
応募資格においては、この全てを満たいしている企業がいくつも日本に存在している事に正直驚きましたし、
知るきっかけとなった、この書籍自体を出版された方に感謝の思いです。
かつて、別の職種で働いていた時の、1店舗を運営する際の記憶が想い起され、
理念に誠実でありつつ利益を出すべきだと奮闘していた当時は、なかなか同僚や後輩に根付いている先入観や慣例の繰り返しを打破する事は難しく、挫けそうな気持ちと諦めたくない気持ちで焦燥していました。
そんな自身が掴みとれなかった経営状況を成し得ている企業の、具体的な事例の一部に触れるたびに、自分は叶える事ができなかった悔しさを思い出し、目指している事は間違っていなかったと労われているような不思議な感情に至りました。
読み物としては大変読みやすく、読書に慣れている方なら1日で読み終える事も可能だと思います。
個人的には、仕事帰りの電車内で読み進めていました。
数頁ほどで毎度号泣してしまい、涙で目がかすみ嗚咽気味で読み続けるのが困難となり本を閉じ、やっと最寄り駅から地上に降りた際には、我慢してたぶん、感嘆をそのままに叫んでしまいましたが、帰宅していない時点で叫んでるので、道行く人の視線が痛かったです。
秋も近づいてまいりましたので、また面白そうな本があれば着手しようと思います。 m.u
2023/09/25
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