『弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』
まだまだ先のことになるとは思っていましたが、
最近両親が年金支給開始年齢に達したことで、介護のことについて考えるようになりました。
それと同じ頃、ネットにて、分かりやすく介護する側に寄り添った内容で書かれていると評判だった「弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門」という書籍がKindle Unlimitedにあったので、読んでみました。
超入門ということで、イラストあり・会話形式で書かれているのでとっつきやすく、
“こういうサービスや制度は知識として名前は知っているけど、実際どんな感じで使えばおトクなの?”といった疑問や
“サービスがあるのは知っているけど、お金や時間が有限にあるわけじゃない中、
親と自分に合ったサービスはどんなものがあるんだろう?“
といった疑問などに答えるような内容が分かりやすく書かれていました。
また、タイトルにもあるように、
介護で疲れて自分も親も共倒れにならないように、まさに「自分を守る」ために、どのようにサービスを使ったら良いかなどが書かれており
ただ親のためになんでもしろ!とかいう精神論や制度だけが淡々と載っているだけではないところが、
介護する側に寄り添っていて、読んでいると介護に対する不安な気持ちが和らぐところがこの本の良いところだと思います。
また、公的なサービスや制度以外に、気になるのが民間のサービスや、お金のやりくり、実際施設に入れるとなったときに嫌がる親とどう接すれば良いのかなど、実際に経験してみないと分からないちょっとしたコツなども書かれています。
本格的な介護が始まるのはあと10年後くらいかと思うのでその頃にはこの本に書かれていることより制度が進んでいたり、もっと良いサービスができているかもしれませんが、
現状どのようなサービスがるのか、どう使えば良いのかなどを知るのにちょうどいい本でした。
T.M
2023/02/05
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