日本と世界のユニークな税金
近ごろ、秋も深まり、急に冷え込んでまいりました。
コロナもまだ完全な収束ではありませんし、皆さま、お身体にはくれぐれもお気を付けください。
さて、それでも最近は観光産業などが元の活気を取り戻しつつあるようです。冬が近付いてくると温泉街なども活気付いて
きますね。ここで、日本独自の税金を紹介したいと思います。
▼入湯税
日本の温泉(鉱泉浴場における入湯行為)は実は、「入湯税」という税金が課せられています。
一人一日150円を標準とする何とも細かな税金ですが、なんとその税収額は全国で年間220億円以上に上ると言われています。
まさに、小さなことの積み重ねですね。
日本にはこのようなユニークな税金が存在しますが、世界にはもっとユニークな税金も存在するのです。少しだけ紹介させて
頂きます。
▼イギリスの「渋滞税」
ロンドンにおいて、渋滞の緩和や環境保護のために「渋滞税」という税金が存在するそうです。特定の車道に区間や時間帯を
設定し、その区域を走行した車に対して税金を課すというものです。
このような税金が設定されていると必然的に対象となる車道を走る車は少なくなり、結果として渋滞が緩和されていくという
わけです。
やや強引な印象が拭えませんが、この税金の効果は高く、車道によっては渋滞の密度が導入前に比して30%ほど低下したケー
スもあると言われています。渋滞に巻き込まれて失う時間を考えると、必ずしも嫌な制度ではないかも知れませんね。
▼ブルガリアにかつて存在していた「独身税」
ブルガリアにおいて、結婚率と出生率を上げることを目的に導入された税金で、「独身税」というものが存在していたことが
あるそうです。
文字通り、独身の人間に独身であるということを理由に課せられる税金であり、心も懐も痛くなるような血税です・・・(笑)
今は廃止されたそうですが、時代を感じさせられる税金ですね。
まだまだユニークなものはたくさんあるのですが、今回ご紹介するのはここまでとさせて頂きます。
税金の知識は我々の専門分野ですが、たまには肩の力を抜いた雑学も面白いかなと考えてご紹介させて頂きました。
アイネックス税理士法人
KF
2022/10/21
- スタッフの雑談