香りを楽しみながら、環境について学ぶ
『アロマテラピー検定公式テキスト』のご紹介
香りにまつわる日常品や嗜好品が沢山楽しめる昨今、アロマテラピーという言葉をご存知の方も多いと思います。
アロマテラピーは自然療法の一種で、ただ芳香を楽しむだけでなく、用いる精油の効能が心身に働きかけてくれます。
アロマテラピーや精油(エッセンシャルオイル)を紹介する書物は沢山出版されていますが、今回ご紹介するのはアロマテラピー検定の試験対策用のテキストです。
植物から抽出している精油のそれぞれの効能、安全に使用するうえでの正しい使用方法や注意点、効果的な楽しみ方、アロマテラピーの歴史などは、趣味で楽しむための書物でも十分得られる情報ですが、検定用のテキストには検定の出題範囲にある「環境」についてのテーマが必ず掲載されています。
実際の出題範囲としては大きくないのですが、扱う精油が植物等から作られるため、地球の成り立ちや歴史、生態系や環境についての問題と対策などが、テキストには掲載されています。楽しいだけで終わらない学びがあり、受験しない方にもおススメしたい1冊です。
今回は「環境」について触れましたが、テキストには精油の作成方法やまつわる法律なども記載されています。
手に取る商品のバッググラウンドを辿る事で、より確かなものを自身の選択で購入する事は、持続可能な社会に参加する一手段でもあります。
今回は、検定を主催している日本アロマ環境協会の公式書籍を挙げましたが、
「アロマテラピー検定」というワードの入ったテキストでしたら同様の内容が記載されていますので、興味が湧いた方は手に取ってご覧ください。
日々の香りの扱い方をもう少し奥深く楽しみながら、環境問題を身近に感じるきっかけになる一冊です。
M.U
2022/05/02
- 読書発表・本紹介