超一流の時間力
「超一流の時間力」(著書:安田 正)
自分の夢や目標を達成する、仕事で一定の成果を上げるためには、何にどれだけ時間を使うか、また、
その時間を生み出すためにどのように日々の時間を使うかということは非常に重要になると思います。
今回は、数ある時間管理術の中で最近読んだ「超一流の時間力」という本を紹介させていただきます。
この本では、次の5つの章に分けて時間管理を説明しています。
今回は、このうち、第2章の一部を抜粋して紹介したいと思います。
第1章 時間を味方にすると、あなたは10倍の確率で成功する
~「誰でも成功する」人生の時間ルール~
第2章 ちょっとした工夫で仕事の効率はぐんぐんUPする
~「終わらない仕事から解放される」時間ルール
第3章 「楽しくてしょうがいない」1日の作り方
~「やる気が倍増する」時間ルール
第4章 仕事が面白くなり、すぐに自信が付く方法
~「目標・計画を達成させる」時間ルール
第5章 自分の能力に気づいた人だけ、夢を実現できる
~「能力を最大限発揮する」時間ルール
■「90分×3セット」で考えると仕事のリズムがあがる
人間の集中力が持続するのは90分であり、この90分の中でメリハリをつけて仕事をするというものです。
90分後には10分間の休息をとる、脳にエネルギー補給をするなどで再度集中力を高めて仕事に取り組むというものです。
これとは別の話ですが、仕事を細分化することで効率が上がる、休息は効率アップに繋がるという話もありますので、
この90分の中で、大きな仕事も細分化してこなす、意識的に休息をとるということで、効率化につながるかなと思います。
■「何をするか」5割、「何をしないか」5割で効率アップ
これは、「TO DOリスト」を作るときに、今日やらなくてもよいことを同時にリストアップするというものです。
90分という時間の中で、大きな成果を出そうとする場合に、足を引っ張るのはやるべきでないことや、
やらなくてもよいことの費やす時間です。
「ついでだから」などの理由で、急ぎでやる必要もないことをやってしまいがちですが「やらない」と決めて
それには絶対に手を出さないと決めるというものです。
私は、きりがいいところまでやってしまおうと思い、想定より時間をかけてしまうことがあるので、あえてやらない
ということを意識しようと思いました。
■「逆算思考」で確実に結果を出す
これは、「大きな目標達成のために具体的な目標を立てる」というものです。
「目の前の小さな仕事を積み上げて大きくしよう」と考えてしまうことがありますが、それでは最終的な目標
が見えづらくなります。
年初の会議や月の全体会議などで組織目標を立てたり、ないしは自分の年始に自分の1年間の目標を立てても日々の
仕事や家事に忙殺され、本来の目標を見失いがちになっていまいますが、まずは大きな目標を見据えて、その中で
優先的にやるべきことをこなしていくことが必要と感じました。
日々の仕事や家事に忙殺され、目の前のことをこなすことだけに精一杯になってしまうと、本当に大切なことを見落として
しまう可能性があります。
こうした時間管理術を身に付け、仕事を効率的にこなすことで、余裕をもって大目標も見据えることができればと思います。
アイネックス税理士法人 嶋村
2021/09/06
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