「人たらし」のブラック心理術
みなさん人間関係や他人の目が気になるタイプでしょうか。
私は気になるタイプでした。
30代になりあまり気にならなくなってきましたが、20代の頃は上司に「他の職員に気をつかいすぎ・どう思われてるか気にしすぎ!」と怒られたものです。。。
人間関係がコントロール出来たら小さな事で悩まなくていいじゃないか!と思い、心理学の書籍を読んできた中で、今回は【「人たらし」のブラック心理術】という書籍を紹介したいと思います。
「人たらし」という言葉を聞いた時、どんなイメージをするでしょうか。
辞書で調べてみると、偽善とか不正直とかロクな意味が出てきませんが、人たらしになる事(周囲の人に好かれる事)は良い事だという内容の書籍です。
ブラック心理術というタイトルになってますが、人をだますといったあくどい内容ではないです。
少し工夫するだけで人間関係がよくなるテクニックが十数個記載されてます。
いくつか列挙してみますと・・・
①細かい事にこそ気をつけよう
→日々の挨拶をしっかりする、お礼はすぐに言う、などなど日常の些細な事を大切にする。
②部下に対して「命令」ではなく「確認」する
→「早く報告書を仕上げろ」ではなく、「報告書ってもう出来てる?」と柔らかい表現にする。
③あえて自分の弱さをさらけ出す
→親近感がわき、守ってもらいたくなるような存在になる
④小さなウソをつく
→誰も損をしないウソを上手に使っていく。
などなど、です。
心理学の書籍を読んだからと言って人間関係が全て上手くいく訳ではありませんが、
テクニックを知っていると試してみようという気持ちにもなってきますし、
前向きに物事を捉える事が出来るのではないかな、と思っております。
とは言っても人間関係や人の目ばかり気にしていると精神的に疲れてしまうので、そんな時は精神科医パールズが作った 【ゲシュタルトの祈り】を思い出してみてほしいです。
【ゲシュタルトの祈り】
「私は私の人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。」
「私はあなたの期待にこたえる為にこの世にいるのではない。」
「あなたも私の期待にこたえる為にこの世にいるのではない。」
「私は私。」
「あなたはあなた。」
「もし私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ。」
「しかしそうならなくても、それは仕方のないことだ。」
自分と他人は考えが違って当たり前、もし同じ考えならば素晴らしい事だ。
そんな詩です。
K.Y
2021/06/17
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