「考えすぎない人の考え方」
現代社会において、熟考することが尊ばれてきました。
僕自身も様々な本から物事に対しての考え方・モチベーションの保ち方などを学び、取り入れようとしています。
その中で自分自身整理が出来ず、無理して意図的に賢く考えようとしすぎているのでは?
と思い、この本を選びました。
その中でも1つ気になったものをご紹介します。
・『やる』か『やらない』かの決断は、コインで決めても一緒
この本では、「情報は多すぎないほうがいいこともある」と書かれています。
僕自身、日々の生活の中で考えすぎて良い判断ができなかったという経験がありました。
ただ、そうは言っても、大事なことにつれてどうしても即決するのは難しく、正解か不正解かの指標が複雑なものほど判断に時間がかかります。
このような場合にヒントになる実験がひとつあります。
シカゴ大学の経済学者 スティーブン・レヴィットは「人生の重要な選択の場面において、自分で決断できない人はどう判断すべきか」という調査で実行する・実行しないをコイントスで決めるという実験をしました。
その結果、なんと63%もの人がコイントスの結果に従い行動したのです。
さらに、コイントスの結果に関わらず、これをきっかけに問題解決のために何かしらの行動をした人は、半年後の幸福度が高いという驚きの結果もでました。
つまり、決断においては「どう決めるか」ではなく、「そもそも決められるのか」のほうが重要なのです。
重要なのは行動を決めること。
まずは期限つきでも、やる・やらないの方針をつくることが問題解決への第一歩です。
たまには肩の力を抜いてコイントスをしてみても良いかもしれません。
アイネックス税理士法人 木村
2020/09/23
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