眼・術・戦 ~ヤット流ゲームメイクの極意~
本日は、元サッカー日本代表、J1チームガンバ大阪に所属する遠藤保仁選手に関する本をご紹介いたします。
1998年に横浜フリューゲルスでプロ生活をスタートさせた遠藤選手は、京都パープルサンガ(現:京都サンガFC)への移籍を経て2001年にガンバ大阪に入団し、2020年7月4日(土)にはJ1最多となる632試合出場を達成いたしました。
第一線で長く活躍し続ける秘訣はどこにあるのでしょうか。
サッカーだけでなく日々の業務に活きると感じた点もございましたので一部抜粋させていただきます。
【第一章 眼】すべてのプレーは「眼」からはじまる
サッカー選手の中には、試合後に自分のプレーを聞かれてきちんと説明できる人もいる(中略)が、あれはほとんど“あとづけ”だ。振り返ってみるとこうだったと説明する能力が高いだけで、それは実際に行っている瞬間的な判断力とはあまり関係がない。(中略)いかに多くのものを見ているか、情報を得ているか、それが的確で素早い判断に繋がる。
【第二章 術】テクニックを戦う「術」にする
どんなにピタリと吸い付くようなボールコントロールができたところで、置き場所を間違えてしまえば敵のタックルでボールを失ってしまう。(中略)いま、その状況下でどこが最適なのか、止める場所を知っていなければならない。
【第三章 戦】世界を制す日本独自の「戦」法
遠藤ら、代表選手にとっての日本らしさとは、ただ他国とは違うというだけでは何の役にも立たない。日本の長所を生かし、それで強豪国と渡り合うための日本のスタイルが求めれているわけだ。
第一章から第二章に続くように、瞬間的な判断では一旦言語化して行われるのではなく、日頃から最適なボールの止め方、蹴る場所、プレーについて考え、知っているからこそ、入ってきた情報に対して自動的に答えが導かれます。
私共の業務においては、お客様から頂くご相談に対して瞬時に判断しお答えすることが求められる場面がございます。「自身ではわかっている、この"感覚"をどうお伝えするのか?」「あの時もう一歩踏み込んで調べておけば、もっとわかりやすくお伝え出来たのに…。」と様々な思いが頭の中を駆け巡ることもございます。
今後も「戦」っていく(穏やかではございませんが…)際の「術」を磨くため、日頃から「眼」としてより多くの知識を取り入れ、最適な伝え方まで考えておくよう心掛けたいと思います。
ご高覧いただき、ありがとうございました。
アイネックス社会保険労務士法人 瀬尾
2020/07/15
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