将来の日本
ふと、日本の将来について考えました。そこで私が手に取った本は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』でした。作者は産経新聞社の論説委員をされています河合雅司氏です。
すでに高齢者社会が進み、65歳以上の人口が多く、18歳未満の人口は減少しています。外国人労働者も増えてきています。いずれ労働力人口も激減してきます。AIが補ってくれたとしても限界があります。これだけで想像できることは、「いずれ日本は消滅するのでは?」でした。
そうならないために、ここで作者が考案された"小さくてもキラリと輝く国"として生き残るための10の処方箋の内3つを私なりに紹介させていただきます。
①高齢者の削減
高齢者の数を減らす・・・減らすといっても姥捨て山のような物騒な事をしようという訳ではありません。
今の高齢者の定義は65歳となっているので、それを75歳へ引き上げましょうという事です。つまり75歳以上
を現在の高齢者の定義へと変更するという事です。
②24時間社会からの脱出
日本では24時間365日コンビニエンスストア等のお店が開いています。便利さは当たり前の生活になってしまい
ましたが、労働力人口が減少すれば、これまでのように便利すぎる社会、過剰なサービスは受けられなくなって
きます。どんな仕事にも程度や頃合いがあるので、不要不急のサービスを見直し、それなりに「不便さ」を楽し
むくらいの社会としての余裕が持てればという事です。
③非居住エリアの明確化
労働力人口が減少すれば、山の中の数件のために、道路、水道などの公共インフラを整備し続けることは難しい。
そこで、居住エリアを決めて人々が市街地区域に集まって住むようにして、エリアでは住民が不自由なく暮らせる
行政等のサービスの提供が受けられるという事です。
◎以上、紹介させていただいた上記の処方箋は、日本の将来を作る選択肢の一つです。この文章を目にされて各々、思いが生じてくると思います。他人事ではないことに気付いてもらえればと思います。
2018/04/10
- 読書発表・本紹介