アイネックススタッフ日誌

I-NEX STAFF DIARY

2020年6月30日またここで会おう

  1. 京大で「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気№1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。

その白熱教室を見学した編集者が京大生だけではもったいない!と、熱望し東大での講義が実現。

2012年6月30日、29歳以下の10代、20代の若者約300人が全国から東大に集結。

さあ、チャイムは鳴った!



【著者:瀧本 哲史】

【発行:株式会社星海社】

【初版発行:2020年4月】







右手にロジック、左手にレトリックを

教養の中で何を一番に学ぶべきか?僕は「言語」がもっとも重要だと思っています。

言語にある2つの機能

・「ロジック」 (論理)・・・・誰もが納得できる理路を言葉にすること

・「レトリック」(修辞)・・・・言葉をいかに魅力的に伝えるか

非常にスピーチがうまいことで知られている、オバマ元アメリカ大統領。

伝え方としてレトリックが優れている。

政治家としては知名度もなく、民族的にマイノリティだった彼が、大衆の中に熱狂を生み出し

ダークホースとして大統領選を勝ち残った。

つまり、「言葉には力がある」

究極的には、「アメリカ合衆国の大統領になれるほどの力を持つ」ということでもあると。

明治維新は、人々が「言葉の力」で国を動かしたわかりやすい好例。

フランス革命の死者100万人(ネットでは200万人とも)、アメリカの独立戦争50万人

明治維新は3万人ほど。薩長や倒幕派の人々が、武力よりも言語で意見を統一していき、仲間を増やしていく活動を

積極的におこなった。近代革命の中でも、際立って言葉を武器にして行われた革命。

皆さんには、今日から「言葉マニア」になってほしい。


交渉は「情報戦」

<学生会館の利用問題>(実際に関西の某大学で起きた問題から)

『今まで土日、祝祭日も含めて24時間利用できるようになっていた学生会館が、大学側の方針変更で平日の

午後8時までしか使えなくなってしまいました。サークル活動や自習にも影響が出るので、みんなが困っています。

あなたなら、どうしますか?』

生徒3「すごく偉い先生にお願いして、その人の発言力でなんとかしてもらう」

生徒4「24時間開けっ放しだったのが午後8時に閉まるため、鍵を開け閉めするのに管理費が余計にかかるので、

   そこをアピールして交渉する」

瀧本さん 「大学と学生は相互に依存しあう関係なので交渉が可能。じゃあ、どう交渉していくか。僕ならなぜ彼らが

     午後8時に閉鎖することに決めたか。その理由を調べます」

   ×「僕たちがかわいそうだから閉鎖しないでくれ」ではなく、

   〇「こういうふうにすれば閉鎖しなくても済むんじゃないですか」<相手側に考えてもらえる提案をもちかける>

          ↓↓↓

    『あなたが得をするから、こうすべきだ』 これ、交渉の超基本

論理的に相手の理由を潰していく、キレて暴れたりシュプレヒコールをしても話は通らない。


リーダー論

「なぜ日本にはリーダーが育たないのか」、昔からよくある議論。

これは問い方が間違っている。この問い方の前提は「カリスマ」のこと。

誰か自分の代わりに世の中を良くしてくれる、ジョブズみたいな救世主を求めている。

そうじゃなくて「どうすれば日本に『小さなリーダー』たちが育っていくのか?」を考えるべき。

社会変革はひとりの大きなカリスマをぶち上げるより、小さなリーダーをあちこちにつくる。

その中で勝ち残った人が、社会でも重要な役割を果たしていくモデルの方がはるかに健全。


人生は3勝97敗のゲーム

ベンチャー企業というのは、統計的に100社あってうまくいくのは3社くらいと言われています。

要は「3勝97敗のゲーム」でも全然悲しむことはなくて。

そうやって失敗と成功をグルグル回していって社会を良くしていくのが資本主義の素晴らしいところです。


よき航海をゆけ  船員になるか船長になるか

「ボン・ヴォヤージュ(bon voyage)」フランス語で「よき航海をゆけ」という意味。

航海において意思決定をする立場にない船員は「ボン・ヴォヤージュ」という挨拶はしない。

航海中に船がすれ違って船長同士で挨拶するとき、

「あの船、あちこちネズミに食われてるなー」とか「そっちに行くと嵐になるんじゃない?」とお互いに

思っていてもそういうことは言わない。

「お互いに自分の判断でリスクを取っている」ということに対する敬意があるから余計なことは言わない。

ただ「よき航海を」なんです。


・・・・・・・・まだまだ紹介しきれない、2012年6月30日。京大の授業すら超える若者への愛に満ちた伝説の2時間。

「2020年6月30日またここで会いましょう」と、最後に瀧本さんが呼びかけ、大拍手のうちに終えました。


2020年の今年、その約束が守られることはありませんでした。

前年の2019年8月10日、彼は47歳でこの世を去りました。

2020年6月30日を誰よりも一番楽しみにしていたのは、きっと瀧本さんに違いありません。

いつの日か「6月30日にまたここで会いましょう!」、そう若者を鼓舞するリーダー達が出てきてくれると

切に願わずにはいられない。


アイネックス税理士法人

黒田 照子


2020/08/20

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