『チームの生産性をあげる』
生産性=アウトプット/インプット
生産性とは、投下されたインプットから得られるアウトプットの量の比率である。
仕事の現場の言葉で表現すると、投下した時間に対して得られる成果の質または量が多ければ多いほど生産性は高いと言えます。
この本では、生産性の中でも業務改善について、生産性向上の考え方が書かれていました。
まず、業務改善を進めるにあたり2つの考え方を押さえる必要があります。
1つ目は、「処理高速化型」。2つ目は「プロセス見直型」です。
1つ目の「処理高速化型」は、シンプルに言うと時短。すなわち如何にして今ある仕事のスピードアップを図るかという考え方です。よくあるのはエクセルのスキルを磨くなどですね。この考え方で業務改善を図ろうとすると、効果が比較的早く出ますが、絶対的な業務量が増加した場合には、対応することが難しくなるという点もあります。
2つ目の「プロセス見直型」は、シンプルに言うと仕事の方法自体を見直す。すなわち今ある仕事の着手から完了までのプロセスを再度見直し、必要のない作業の撤廃や代替、または手順の見直しなどにより無駄を排除するという考え方です。この考え方は導入時に仕事の内容をブラッシュアップするので時間を要しますが、業務量の増加にも対応できる考え方となります。
これらの考え方を軸に、4つのフェーズにわたり8つのステップとして全編で生産性向上に関するポイントと流れがわかりやすく紹介されている内容でした。
その他の内容は、このブログでは割愛しますが、今の日本で生産性改善という言葉は、業種や規模にかかわらず注目されているものであり、改めてその生産性の定義や改善の考え方を学ぶことで今後の自分の仕事に活かすとともに、お客様にもそのノウハウをお伝えしていけたらと考えています!
アイネックス税理士法人
森川 貴介
2017/09/13
- 読書発表・本紹介