100年続く企業とは?(丸本)
株式会社TKCが発行する「戦略経営者」に面白い記事があったのでご紹介します。
光産業創生大学大学院教授後藤俊夫氏がご自信の共著「老舗の企業の研究」を簡単にまとめた記事で創業から100年以上続く企業を「アンゾフの戦略マトリックス」を応用して分析しています。
「アンゾフの戦略マトリックス」の説明は割愛させていただきますが、後藤氏は「新規」「既存」に「関連」を加えた3分割で示す九つのマスで企業を分類しています。これらを以下の3つの類型に分けて分析しています。
? 深堀型:製品(技術)、市場ともに創業時と同じものを続けている企業
? 連続型:周辺分野への多角化により継続している企業
? 非連続型:創業とは全く別の事業へシフトした企業
結果、下図の示すとおり?深堀型の企業が19%、?連続型の企業が49%、非連続型の企業が32%、となっています。
100年続く企業と言えばいわゆる「老舗」。頑ななまでに当時の製法・技法を守り続けてきたイメージがもたれがちですが、実は81%の企業がなんらかのイノベーション(革新)を続けて今日に至っているわけです。
更に後藤氏は記事の中で100年企業を実現する要件として次の3つを挙げています。
第一に「市場ならびに需要動向の変化に敏感である」
第二に「一過性の流行と構造的変化の峻別」
第三に「「時代の変化」に対応するうえで自らの強みを重視する」
伝統と革新のまち京都ではたらくものとして、非常に興味深い記事でした。
今回の記事とは直接関係ありませんが、パナソニックの創業者である松下幸之助氏は開発担当者が新商品を開発した際に労いの言葉の最後に「次はこの商品が売れなくなるくらい素晴らしい商品を作って下さい」と付け加えていたそうです。100年続く企業の一端を感じさせる言葉です。
100年に一度の経済不況といわれる今だからこそ100年続いた企業に習うことは多いと思います。「事業計画」「経営戦略」を考える際の参考にして下さい。
光産業創生大学大学院教授後藤俊夫氏がご自信の共著「老舗の企業の研究」を簡単にまとめた記事で創業から100年以上続く企業を「アンゾフの戦略マトリックス」を応用して分析しています。
「アンゾフの戦略マトリックス」の説明は割愛させていただきますが、後藤氏は「新規」「既存」に「関連」を加えた3分割で示す九つのマスで企業を分類しています。これらを以下の3つの類型に分けて分析しています。
? 深堀型:製品(技術)、市場ともに創業時と同じものを続けている企業
? 連続型:周辺分野への多角化により継続している企業
? 非連続型:創業とは全く別の事業へシフトした企業
結果、下図の示すとおり?深堀型の企業が19%、?連続型の企業が49%、非連続型の企業が32%、となっています。
100年続く企業と言えばいわゆる「老舗」。頑ななまでに当時の製法・技法を守り続けてきたイメージがもたれがちですが、実は81%の企業がなんらかのイノベーション(革新)を続けて今日に至っているわけです。
更に後藤氏は記事の中で100年企業を実現する要件として次の3つを挙げています。
第一に「市場ならびに需要動向の変化に敏感である」
第二に「一過性の流行と構造的変化の峻別」
第三に「「時代の変化」に対応するうえで自らの強みを重視する」
伝統と革新のまち京都ではたらくものとして、非常に興味深い記事でした。
今回の記事とは直接関係ありませんが、パナソニックの創業者である松下幸之助氏は開発担当者が新商品を開発した際に労いの言葉の最後に「次はこの商品が売れなくなるくらい素晴らしい商品を作って下さい」と付け加えていたそうです。100年続く企業の一端を感じさせる言葉です。
100年に一度の経済不況といわれる今だからこそ100年続いた企業に習うことは多いと思います。「事業計画」「経営戦略」を考える際の参考にして下さい。
2010/08/17
- 企業経営や時事について